ANA機の急降下・・・2011年09月28日 23時42分

冷え込みとは言えませんが日に日に朝の気温が下がって来ました、9月は日の長さと気温が激変する月でもありますね、この時間15.5度と16度を切りました・・天気が良い分放射冷却があるのでしょう、気圧1006hPa。

今月始めにANAの旅客機が操作の誤りで急降下した・・と言う事故が有りましたがその機体のフライトレコーダーの記録からその時の状態が発表されました。
最初のニュースの状況からちょっと予想はしていましたがかなり凄い状態になっていたのですね、オートパイロット・・自動操縦中にも一時的に飛行コースを変えるときには操縦桿ではなく今回誤って操作をしてしまったツマミにて飛行コースを変えることが出来るのですがそんなに大きく変化するとは思いませんでした、もっとも単発機のシミュレーターには無い物なのであくまで私の個人的な予想ですが。

このツマミはB747の操縦席でも見たことがあります。
これはモックアップに近い操縦席ですが座席の間にあるコンソールパネル手前に見える白い大きめのツマミがそれです・・逆に扉のロックを解除するツマミは解りませんでしたが間違えたとなるとかなりの勢いで捻ってしまったのでしょうね、テレビニュースの映像を見ると戦闘機などが急降下するときに行うコンバットピッチと言う操縦法に近い状態になっていた様で・・。
高空を飛んできた飛行機が地上攻撃や着陸のために一気に降下するときに使う手法、ブルーインパルスの曲技飛行でも似たような飛び方を見ることが出来ます。

パイロットに聞くと通常の飛行で足で操作するラダー、垂直尾翼の方向舵を大きく動かす事は少ないそうで普通に旋回するには操縦桿の操作で行えます、操縦桿を少し回すと回した方向に機体が傾き旋回していきます。
ラダーを大きく操作すると上から見て機体の中心を軸に胴体が回転する動きをするので機首や後部のお客さんを振り回してしまうことになるため着陸時に横風を受けたときにコースを修正する程度に使うと言うことです。

戦闘機では後ろに付かれた敵の攻撃をかわすためにこのラダーを蹴飛ばし(足で急激に操作し)一気に姿勢を変え減速、降下する方法として使うことがあると聞いたことが有ります、ただその後に制御不能になるときりもみ状態で墜落・・だとか。(^^;

今回のANA機ではその寸前になっていたとも言われていますが夜間で表が見えなかった事と、ベルトをしていたと思いますが旋回によるGのためイスから落ちることもなく裏返しに近い状態になっていたのに気が付かなかったお客さんも多かったのでは?・・と勝手に推測しています。
逆にちょっと体験してみたかったですね・・大事に至らなかったのでこの様な事が言えるのですが。(^^;;;;

同じANAの新型機B787の回着も有り飛行機ネタのニュースが多かった感じもします、来月半ばにはまた航空機を利用する予定なのでちょっと気になるニュースでもありました。