やはり安全・・2007年03月13日 23時42分

今日のニュースは高知空港でANA機が胴体着陸をしたと言う話題が多く伝えられていました、リアルタイムで見ることは出来ませんでしたが乗務員もシミュレーターでの訓練もあり理想的な形での着陸・・私個人としてはやはり航空機は安全な乗り物だと感じます。

ただ安全率は一番高い乗り物ですが一度”事”が起きてしまうと大惨事になりかねないので機材の故障、トラブルは無い方がもちろん良いが日本ではこの辺りのことにちょっと神経質になりすぎている気もする、マスコミが不安を煽っている様にも見えるし・・そんな中一番まともに感じられた報道はやはり”有料”の放送局、料金を払わない人が多いようだが偏った部分が少なく思えますね。

夜に民放のニュースを見ているとテレビの実況中継で流れていたアナウンサーのリポート・・ちょっと大げさに感じたのは私だけか・・”何か”を期待しているようにも感じられてしまう、また私は鉄道大好き人間だけど模型飛行機飛ばしていた事もあり航空機も好きで構造やシステムはそこそこ知っているつもり・・そんな私が聞いていても民放などの特番で何処から連れてきたのか”専門家”と言う人の解説やリポーターの言葉が変に感じる事がある・・鉄道の事故でもおなじ・・しかしテレビを見ている人は”テレビか伝えているのだから本当なのだろう・・”と思うでしょう、これがコワイ。

どんなにしっかり設計、製作しても造られた物形有る物は使えば減るし整備を完璧にしても故障もします、万一故障しても直ぐに致命的な結果にならないよう作られていれば良いでしょう、たまたまテレビ局が撮影していた名古屋空港から離陸したJAL機がエンジンのタービンブレード破損で一瞬炎がでた事故がありました、故障したエンジンを停止させ残りのエンジンで無事着陸できしっかりフェイルセーフ機能は果たしていたのですがこれまたマスコミは大騒ぎ。
確かに一番の要でもあるエンジンの故障は大きな問題になるでしょう、だからこそ残り1基のエンジンでも離陸上昇や巡行飛行が出来るように作られています、問題は壊れたエンジンが元で他の機器を壊してしまう事・・例えばタービンブレードが破損し遠心力で飛び散った場合でも破片がエンジンより飛びだし機体を傷つけてしまう事は絶対避けなければなりません、上空で機体に穴が空いたら予圧が効かなくなるし最悪空中分解も考えられます。

今の航空機のエンジンは万一ブレードが分解してもエンジン内に止まるよう作られているそうです、また高速回転中のエンジンに異物を投げ込んで壊し他に被害を及ぼさないかの実験もしている・・。
アメリカなどではエンジンが万一故障しても他に被害を与えず残りのエンジンで安全を確保でき巡行、着陸が出来る設計が良いと考えているらしくこの辺りが日本と考え方が違うのですね、日本ではいかなる時も絶対壊れてはダメ・・と。
あと日本では事が起きるととにかく誰か・・何処かに責任をとらせようとする・・責任をとらせて罰しそのうちに自然消滅、そう感じるのは私だけかな?。