零戦を見る・・・2013年08月21日 01時36分

毎年8月中には町内会のお祭りがあり準備などは持ち回りで役員さんが行うのですが父親の代からウチは万年お祭り役員状態・・土日は殆ど動けませんでした、そしてそのお疲れ休みと言うことで夏休みを月曜火曜で取っていた。 
月曜日は所沢の「航空公園」で特別展示されている零戦・・零式艦上戦闘機を見物してきました、当初の予定では6月末日まででしたが2ヶ月伸びて今月末までとなったため見ることが出来た・・。 

映画や記録映画、コミック本、離れた所からしか見たことが無かった零戦を身近に見ることが出来た。

この零戦は1番量産された52形と呼ばれ現存機で唯一飛行可能な機体、所蔵は残念ながら海外の航空博物館で展示後は返却されてしまいます。 

カウルの隙間から見える栄21形エンジン・・星形2段14気筒、約28000cc 
このエンジンもオリジナルでかなり保存状態は良かったとか、ただ気化器、キャブレターは痛みが酷く修理不能だったためB-25の物を改造して取り付けたと言われる、他に点火プラグと高圧コードもアメリカ製の物とか。 

機体の下に鏡が置いてあり車輪の格納部が見えます・・ 
オイルが垂れる様でオイルパンが置いてある・・生きている証ですね。 
車輪、脚はオリジナル品で脚を収納する物と翼のフラップを動かす油圧シリンダも当初の物を使用されている、ただ油圧ポンプはエンジンによる駆動から電動式に換えているとか。 
後ろから・・ 

尾輪、尾翼の下にある車輪も飛行中は収納されますがかなり小さくタイヤもソリッドタイプ。 
その尾輪部分の展示、荷物運搬用台車のキャスターの様な感じです、滑走を始めると直ぐに地面から離れるためタキシングに耐えられれば良い位の物なのか。 

エンジンの部品類・・ 
過給器のタービンはけっこう大きい、排気で回すターボではなくエンジンの動力で回すスーパーチャージャーと言ったところか。 

零戦の武装・・ 
大きい方が主翼に付いている20mm機関砲、小さい方はエンジンカウル内に付いている7.7mm機銃、20mm機関砲は破壊力は有るがそれぞれ100発程度しか装弾出来なかったのが弱点と言われる。 

この様な物も展示されていた・・ 
手動によるエンジンのスターターらしい。 
その操作手順、仕事柄慣性は身近ですがイナーシャと呼んでいるがエナーシャと訳されているのですね。 
フライホイールを回しておいてその勢いでエンジンをスタートさせる構造、ただ通常は電動機でフライホイールを回し勢いが付いたところで接続、始動させていました。 

零戦の照準器・・ 
ガラスの中のため自分が写り込んでしまった。 
のぞき込むとこの様に見える、破損した場合に備え横に予備の物も付いています。 
上から機体全体を見る・・ 
主翼が思いの外大きい、この主翼も細かい工夫がされ失速しにくい構造だとか、優れた上昇能力はこの主翼のおかげか。 
それでもこの52形は翼の長さがそれまでの零戦に比べ1m短いとの事。 
焦点距離18mmのレンズを持っていきましたが上からしか全体を撮影することが出来ませんでした、それだけ近くから見ることができた訳です。 

始めて来た所なので他の展示機体も見物して航空公園を後にして少し遅めの昼食は所沢駅の立ち食い蕎麦「狭山蕎麦」へ・・ 
やっと狭山蕎麦デビューが出来ました、エビの入った天ぷらは売り切れていて残念、暑いときに熱いお蕎麦は良いですね、塩分も取れるし・・また機会が有ったら違うメニューを試してみましょう。

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