修理品に手こずり・・2008年08月27日 23時53分

久しぶりに太陽の姿を見ました、気温も上がり蒸し暑くなり・・今の時間は気温も下がり23.1度、気圧は997hpa・・。

4日連休後なのでやはりエンジンが吹き上がらず・・あっ、自分のです、バイクは快調その物、休み中に1日くらい乗り歩きたかったけど4日共に雨では・・。

月曜火曜と休みを取っていたので修理依頼製品がどの程度増えているかちょっと心配だったが新規で来ていたのは1台だけ・・ホッとしたり。
先週末に来ていた修理依頼品を先ずは調査・・何処が故障しているかを診断する訳だが・・あれ?、特に問題なく動くぞ・・・しかし3分程動作させていたら変な挙動をし始めた、まず一番疑わしいICを冷却・・現象変わらず、今度は過熱・・変わらず、となると何処がおかしい?。
オシロスコープのプローブ(検査用のケーブル)を繋ぎ波形を見ると確かに変な波形が出ている、ただ完全に回らないとか動かないと言う物なら追いやすいが一応動作するが回転ムラが出たり振動が出たりと言う現象は不具合ヶ所を特定するのが難しい、結局回路図広げてしらみつぶしに調べていく・・・あっ、メッケタ・・。

しっかり設計されていてもそこは人が作った物、どうしてもウィークポイントが出てしまうことがあり機種毎に不具合の出る傾向が解ってくるのだが・・今回は大抵トラぶるコントロール基板ではなくモーターを回すための回路で部品が故障しかかっていた、今回の機種では初めての例だったので気づくのが遅れた訳・・しかも完全に壊れている訳ではなく電源を切って置くとまたしばらく何事もなく動くので見つけ出すのが厄介・・しっかりメモって置こう。

修理依頼品の中にはヒューズが吹き飛び、大電流用半導体が焼損し見るも無惨な”焼死体”になって帰ってくる物も有る、客先でヒューズが切れたからとあり合わせのヒューズを入れて電源を入れてしまうことが有り、そうなると他の部品や回路まで壊れてしまう・・。
壊れた部品の発熱で基板まで焼け焦げてしまった場合は製品の安全性、品質が保てなくなるので修理不能の判断をするが既に生産を終えてしまった古い製品だと客先から動くようになれば良いので何とか直して・・と依頼されることもある、そうなるとまた作業が大変だがヨロズ屋の本領発揮?で形にしてしまったり・・。(^^;

間もなく今の部署に出向してから2年になるけど・・この先どうなるのかなぁ。