ぶらりと銚子電鉄へ・・82009年09月10日 23時09分

銚子電鉄の架線・・直釣り方式
気持ちの良い晴れ、湿度も少なくバイクで出かけたくなる天気に・・でもお仕事、晴れても30度は超さなくなってしまいました、夜のこの時間は17.9度・・気温が20度を下回ると一部の虫の音が聞こえなくなります・・気圧995hpa。
日の入りがかなり早くなりました、秋分の日も近いし、会社を出る頃には暗くなっています。

お仕事・・二つ目のテーマも何とか構造の構想がまとまってきた、後は上手く図面に起こすことになるが・・後はいかにコストを抑えるか。
そんな中同じお客さんからまた仕事の依頼が舞い込んで来ました、少しは上向いて来ているのかな、世の中は。

ぶらりと行って来た銚子電鉄・・使われている車両も古く安全上問題も出ているためお国から交換の指示が出されているとか、でも車の中古車の様にポンとは買えず・・まず銚子電鉄の規格に合わなければならないし。
銚子電鉄はレールの幅はJR在来線と同じ1067mmの巾、昔は国鉄のディーゼルカーが新宿から外川駅まで乗り入れていた記録も残ります、ただ車体巾の狭い10系気動車だった模様、後に国鉄車両が大型化され乗り入れ不可能に。
その為今でもJR銚子駅では線路が繋がっていて車両のやり取りは可能・・しかし架線の電圧はJR側が直流の1500Vに対し銚子電鉄側は直流の600Vと半分以下、なので架線は繋がっていません。

銚子電鉄の車両は車体の巾がJR等一般的な鉄道車両より狭いのです、車体巾が狭く600Vで走れる電車、なかなか有りませんね、旧営団地下鉄から来た1002号は丸ノ内線の支線で走っていた車両で車体巾、電圧共に良かったのですが丸の内線は第3軌条集電という方式でパンタグラフが無く、線路巾も1435mmと広かったので台車の交換、パンタグラフを乗せて配線を変えるなどの大工事が必要でした。

銚子電鉄の架線の張り方も直接釣りと言う路面電車に近い作り・・。
上の画像の様な具合・・しかも張力・・架線を引っ張ってピンと張る力も弱く架線柱間はかなり弛んでいます、電車が走ってくるところを見ていると架線をパンタグラフが押し上げながら走ってきます、スピードは出さないのでこの方法でも間に合うのですね。

いよいよ車両の老朽化も進み、何とか銚子電鉄の規格に合いそうな車両が見つかったとか・・架線電圧、車体巾、線路巾が同じ伊予鉄道から譲り受ける事になったのですがこの運搬と改造にまた多額の資金が必要に・・なので電車のオーナーを募集していました。
一口10万・・購入した電車にオーナーとして名前も乗り、一年間有効のフリーパスが交付されるとか・・濡れ煎餅の様に上手く進めば良いと思います。

次回は仲ノ町駅にある車庫の事を・・。(まだ続くの?)