近江鉄道貸切臨時列車乗車・・・2015年03月27日 12時34分

既に1ヶ月以上過ぎてしまいなかなか進まないお出かけ日記、既に一部の画像をアップしていますのでダブる所が有りますが近江鉄道で運転された臨時貸し切り列車「もぎりん3」の乗車・・記憶が怪しくなってきました。^_^; 
貸し切り臨時列車に使用されたのは220形の225号車と226号車、共に車体は16m程で足回りは元西武から譲渡されていた物を再利用、制御装置はCS-5と言う戦前の国鉄形から使われている電車の制御器で教科書的な物、釣り掛け駆動ながら台車は空気バネ、ブレーキは全電気指令式と言う最新の物を使用するちょっと珍しい車両。 
車体も西武の701系を元に切り接ぎして作られたと言うこれも模型チックなお話、冷房も搭載していますがMGなど専用の電源を持たず架線電圧をそのまま利用する構造、ライオンズカラーが似合う軽快な車両です。 

出庫しホームに据え付けるため入れ替え中の臨時列車用220形、警笛を頻繁に鳴らしながら行ったり来たりして転線。 
一旦米原方向に引き上げホームへ。 
いよいよ臨時列車の旅が始まります。 

運転台を拝見・・ 
運転機器もコンパクトにまとまりメーターは速度計と圧力計だけ、マスコンは日立製の懐かしい形の物、近江鉄道のブレーキは独特のデザインでカバーされスリットから操作レバーが出ている形、その見た目から「切腹ブレーキ」とあまり良い感じの愛称では有りませんが見て納得。(^^ゞ 

車内から運転室付近を見る・・ 
無人駅も多くワンマン運転なので料金表と料金箱が接地されている。 

2両編成で9時55分に彦根を出発、行きは宴会車の226号車を先頭に生録車225号車が続きます、こちらは宴会車の室内・・途中駅で停車中の一コマ。 
参加者の殆どが宴会車の方にいます。 

長時間停車駅では撮影会状態に。 
途中交換列車も、皆さんカメラを持って動き回ります。 

なので車内は空っぽに・・ 

車体番号や車紋はピカピカの切り抜き文字で光ります。 

生録車の225号車は「お~いお茶」のラッピングがされています。 


生録車の車内・・ 
運転室に向けられたビデオカメラや・・・ 
床やシートの上にレコーダーが沢山・・ 
このICレコーダーは私が持っている物と同じタイプですが持ち主は今回の列車を運転する運転士さんの物、出発前にチョコンと置いて行きました。(^o^) 
前後の台車の真ん中でしかも床下にはAK-3形と言うコンプレッサーが有ります、流石場所を極めていますね。 
途中駅での一コマ・・ 

参加しているメンバーさんがデザインしたヘッドマーク・・ 
きれいに作られていますよね。 

途中駅で・・間もなく取り壊されてしまうという木造の壁、その窓から見える景色が画のように見えました。 
窓が額縁に見えました、天気も良く寒さも和らぎ気持ちの良い1日。 

生録車と宴会車の間で人の入れ替わりも有りましたが私は全線生録車の中で乗り心地を楽しみました。 

停車駅でドア扱いが有ると皆さん撮影に。 
「つぶやき」にも書きましたが2両編成の連結部・・ 
繋がっているのは自動連結器のみ、エアーホースも電気的なジャンパ線も無し。 
220形電車は単行での運用が主で2両組成での運転はされません、工事用のホッパー車を挟んでのプッシュプル運転や甲種輸送車をプッシュプルで低速での運転はするそうですが臨時貸し切り列車と言えども乗客を乗せて本線を制限速度一杯の70km/hで爆走するのは初めてだったとか。 
それぞれの運転台に運転士が乗り込み発車時には警笛の合図で起動させていましたが録音車に対して余分な警笛は控え、運転士の「阿吽の呼吸」で力行、惰行、ブレーキの扱いをこなし、ともすると衝動の出やすい自動連結器の挙動を巧みに抑えて走るのには感心しました。 
220形の2連で本線を目一杯走る・・初めで最後の出来事だったと言われます、懐には無理をしましたが思い切って参加し、その音を録音し、乗り心地を楽しみ、参加された皆様と知り合えたのは有り難い事でした。 

間もなく近江鉄道もダイヤ改正が有り、改正後は220形が旅客運用に入る事は基本的に無くなります、ただ工事用の事業用車として今しばらく活躍し、貸し切り運用は受け付けていくそうなのでまだその姿を見る事は出来るでしょう。 
帰りの一コマ、後撃ち状態ですが順光で記録。 
臨時貸し切り列車は11時42分に貴生川着、10分停車後に彦根に向けて折り返し、14時10分彦根着・・到着後構内入れ替えと車両の移動を行い撮影会に入ります。 

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック